ダネラの作り方

キャンバスにマジックペン等で絵柄を描いていきます。キャンバスはフレームに張りますので全体に絵柄より15cmくらい余裕をもたせます。絵柄は文字等左右があるものは裏側から刺しますので、絵が逆にならないよう、表・裏に気をつけてください。

絵柄を描いた方を下にしてその中央にフレームを置きます。４本のフレームには溝がついていますので溝のついている面を全て上にします。フレームの側面に小さな穴があります。この穴が全て内側になるように置きます。４隅を輪ゴムではずれにくくしておきます。

長い方のフレームの溝に鋲でキャンバスをとめます。鋲の間隔は片面10～11ヶ所くらいにしてください。その次に、反対側を同じように鋲でとめます。布を軽く引っ張りながら鋲を廻しながら押し入れていきますと楽に入ります。さらに短い面を同じ要領で片面７～８ヶ所くらい鋲でとめます。

付属部分のターンバックルを一番短い状態で４隅の穴に差し込みます。入りにくい時はフレームを拡げるようにしますと簡単に入ります。ターンバックルの中央を回転させますとフレームが拡がり布がピンと張ります。４隅のターンバックルを均等に回転してください。

毛糸針に糸を通してから、ハンドミシンの外針の先端の穴に毛糸針を通します。糸が通りましたら毛糸針は糸から抜き取ります。

まずキャンバスの端の方で練習をしましょう。左手でハンドミシンを軽く握り右手でハンドルを廻します。ハンドルを前に廻すと前進し後へ廻すと後進します。方向転換するときは必ず外針がキャンバスの中に入っている状態で行ってください。

練習の要領で絵柄に合わせてダネラ糸を刺していきます。例えば顔を作るときは、顔の縁取りを一周り刺してから内側をタテ方向に刺します。

裏側を時々チェックしてループがきれいにそろっているかどうか確認してください。ループが不揃いになっている場合、刺した糸は手で引っ張りますと簡単にほどけます。糸をほどく時は内針をハンドミシンの取手の方向に引っ張り持ち上げてから引き抜きます。内針を上に持ち上げないで糸を引き抜こうとしますと糸が内針にひっかかってしまいますので注意しましょう。

鋲を全部はずしてからキャンバスを張り替え、鋲でとめます。ループのところを鋲でとめてもはずしたときにもとに戻ります。

全部刺し終えたら表をよく確認してからフレームよりキャンバスをはずし、糸の端はキャンバスに残さないようにできるだけ短く切ります。バスタオル等の上に作品を広げます。コーティング剤を缶より出して作品の裏側にこぼします。ヘラ等でコーティング剤を全体に均一にのばします。

コーティング剤が半乾きの状態(手で触ってもつかない程度)になりましたら、テフロン加工をしたアイロンで乾燥させます。温度は高温に設定してください。アイロンは力を加えずアイロンの重みだけで3秒くらいのせて移動させます。重みを加えると表のループがつぶされます。

アイロンをかける時は不要の毛布かタオルを下に敷いた方がよいでしょう。乾きましたら平らな所で完全に乾くまで置いておきます。

出来上がり寸法例　45cm×110cm